職業訓練「電気設備技術科」で学ぶ内容とは

職業訓練

職業訓練校の「電気設備技術科」では、電気工事や電気設備に関する基礎から実務に近い内容まで、幅広く学ぶことができます。電気未経験者や初心者でも理解できるよう、座学と実習を組み合わせながら進められるのが特徴です。本記事では、私が受講した訓練内容の中から、制御盤作成、受電設備の基礎知識、電気理論、ケーブルと配線図について詳しく紹介します。


1.制御盤作成の基礎と実習内容

制御盤作成では、最初に基礎的な座学から始まります。制御盤の役割や構成、制作の流れ、安全作業の重要性などを学んだ後、実際の作業に入ります。

実習では、薄い鉄板に対してノックアウトパンチャーやドリルを使い、穴あけ作業を行います。最初は工具の扱い方を丁寧に教わり、正確な位置に印を付けてから作業を行うため、初心者でも安心して進められました。タップを使ったネジ切り作業もここで習得します。

その後、配線を通すための配線ダクトDINレールを必要な長さにカットし、加工・取り付けを行います。盤内には、MCCB(配線用遮断器)や電磁接触器(F-MC、R-MC)、サーマルリレー(THR)、CT(変流器)、VT(変圧器)、表示灯、端子台などを設計図に従って配置していきます。

配線準備では、IV線やKIV線を使用し、被覆を剥いて端子を圧着し、番号チューブを取り付けます。こうした下準備を行った上で、設計図通りに配線し、動作確認を実施します。正常に動作した後は、盤内の配線を美しく整理し、実務を意識した仕上げを行いました。


2.受電設備の基礎知識と高圧受電実習

受電設備の授業では、高圧受電設備を実際に使用した実習を行いました。内容は第一種電気工事士の範囲に近く、電気初心者の私にとっては非常に難しく感じました。

授業では、主遮断機の形式や契約電力による容量制限から始まり、高圧機器の種類やそれぞれの役割、構成部品について学びます。また、保護リレーの動作原理や、高圧設備における安全管理の重要性についても詳しく説明がありました。

実習では、マルチリレーテスターを使用し、リレーの動作確認や測定方法を体験しました。机上の知識だけでなく、実際に機器に触れることで理解が深まったと感じます。
最後に、JW_CADを使って受電設備の設計図を描く練習を行いました。非常に細かいため苦戦しました。しかし、設備図面の読み書きに慣れる貴重な経験となりました。


3.電気理論と測定器の使い方

電気理論では、第二種電気工事士試験に含まれる内容を中心に、問題を解きながら学習しました。オームの法則や電力計算など、基礎理論を理解することで、実技作業への理解も深まります。

実習では、テスターを使った導通検査や通電検査を行い、電圧を少しずつ加えながら電球が点灯する様子を観察しました。電流計や電力計を用いて、電圧・電流・電力の関係を実測しながら確認できた点は、非常に印象に残っています。


4.ケーブル加工と配線図の読み方

ケーブルと配線図の授業は、電気工事の実技に直結する内容でした。ケーブルの種類や芯線の構造、太さの違いといった基礎知識を学びながら、被覆の剥き方、終端接続、直線接続などの加工技術を繰り返し練習します。

配線図については、最初に単線図を読み取り、それを複線図に書き直してから作業に入ります。基本的な配線は理解しやすいものの、三芯ケーブルや三路スイッチの配線は特に難しく感じました。

実習が進むと、造営材を使って宅内配線を想定した取り付け工事を行います。ケーブルを壁面に固定する際、ステイプルがうまく入らず苦労しましたが、現場に近い経験ができました。最後には竣工検査まで行い、一連の電気工事の流れを体験できました。


まとめ

電気設備技術科の職業訓練は、座学と実習を通じて、電気工事や電気設備の基礎を体系的に学べる非常に実践的な内容でした。未経験からでも、資格取得や就職を目指すための土台を作ることができる訓練だと感じています。

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